読書

「高畠華宵 大正・昭和★レトロビューティー」(河出書房新書) 先日根津の弥生美術館and竹久夢二美術館に行ったさい、目に止まったので買ってきました。 あまり竹久夢二の作品にはエレクトしなかったが、たぶん常設展である高畠華宵の作品の方が心に響きまし…

俵万智「百人一酒」(文春文庫) お酒に関するエッセイ集。 帯に書いてあるとおり「お酒が飲みたくなる」一冊。 しかし私は完全な下戸。やっぱりお酒が全然飲めないってのは人生半分損してるよな(飲めないことで得することもあるだろうが)。 この作品を読…

小柴昌俊 「ニュートリノ天体物理学入門」(ブルーバックス) 「中2の孫娘・亜美には1/3以上、その母親・真理には半分以上分かった」とのうたい文句。 マジかよ。専門用語頻出で全然わかんねーよ。

中村希明 「人はなぜ酒を飲むのか」 アルコール依存症治療の第一人者である著者。 アルコールに蝕まれた人達の末路を綴った「敗北のカルテ」が怖すぎる。

マイケル・クライトン 「アンドロメダ病原体」 墜落した衛星に付着していた未知の細菌と化学者達の戦い。 学術的な書き込みが目立ち、エンタテインメント性は少ない。

フレデリック・フォーサイス 「ジャッカルの日」 稀代の暗殺者ジャッカルVS凄腕の捜査官ルベル。 立場は全く違えど2人は全く同類だった。

湯浅健二 「ボールのないところで勝負は決まる」(出版芸術社) サッカーの根本、イロハから学ぶことにしました。 http://d.hatena.ne.jp/asin/4882932660

湯浅健二 「サッカー監督という仕事」 基本的に筆者が学んだドイツサッカーの現状(=サッカー教育)を俯瞰しながら物語は綴られる。 サッカーの面白さを削ぐオーバーコーチングの弊害と、それから脱却しようとするドイツサッカー界の試行錯誤。 誰でも監督…

ジェイソン・トマス/東本貢司 訳「捨てられたベッカム/ファーガソンはなぜ愛弟子を追放したのか」 ベッカムがマンチェスター・ユナイテッドからレアル・マドリードへ移籍した件についてのルポルタージュ。 と書きつつ、その理由はこの本には書かれていない。…

フィリップ・トルシエ 「情熱」 2002年ワールドカップ開幕直前に書かれた作品。 タイトルどおり熱のこもった一冊。読んでいるこっちも熱に当てられる。 サッカーを人間教育の一環として捉えるトルシエの素顔が見えます。 フラット3とかいわれますけど、…

アーセン・ベンゲル「勝者のエスプリ」、「勝者のビジョン」 アーセナルを率いる凄腕のマネージャーという前に、ベンゲルの人間としての懐の深さに感服する。

俵万智 「あなたと読む恋の歌百首」(文春文庫) 百人の恋歌に俵さんが解釈と感想をつけた一冊。 一番心に残ったのは「古城祉にわれを導く処女にて生きてゐる肩丸く小さく」(島田修二) 女性はピンと来ないみたいですけど、男子は女性を「やっぱり女性って…

「レッド・ツェッペリン全曲解説」と「ビートルズ全曲解説」。 上記の2冊は新宿紀伊国屋に行って買ってきた。 近くにバンドスコアもあって覗いてみたら、ビートルズはほとんどのアルバムのスコアがあったが、Zepは一冊たりともなかった。なんつー格差!! …

「これがビートルズだ」(中山康樹) 「そうにちがいない」と連発される言い切り方がめちゃうっとおしい。 なんでお前にそんなことが分かるんだ!? お前はビートルズのメンバーか!? 「ポールがひらめいたにちがいないフランス語で歌うパート」(ミッシェ…

「砂の女」(安部公房) 初読。 「これがビートルズだ」(中山康樹)

「博士の愛した数式」(小川洋子) 作品を構成するキーワードは「有限と永遠」、「数学」、「阪神タイガース」、「28」、「江夏豊」といったところか。 この何の脈絡もなさそうな題材から、一本バシッと筋の通った作品(しかもレベルが高い)を作り出す作…