Spotifyを入れて様々なミュージシャンの作品を聴ける様になったので、これからレジェンドのデビュー作品の感想を書いていこうと思うます。

一発目はBOØWYの「MORAL」です。

MORAL

MORAL

1982年3月21日発売。
みんなが知っている後期のBOØWYとは全く違うパンクサウンド

氷室さんもこの作品のテーマを「怒り」と言っているとおり、「純粋な愛」を歌ったような作品は見当たらない。

先生への攻撃を煽るような「SCHOOL OUT」。軽薄な人間に対する「IMAGE DOWN」、「RATS」。

サラリーマンへの皮肉を込めた「ELITE」、「GUERRILLA」。過保護な親に対する「WATCH YOUR BOY」。

人間の残酷な一面を表現した「MORAL」。

歌詞もサウンドも非常にストレートで攻撃的であり、氷室さんの歌い方も楽曲のアレンジも洗練されていない。

3枚目のアルバム(「BOØWY」)で表現された、メジャー路線への思い切った変更を受け入れられず離れていったファンもたくさんいたと思うが、このままのパンク路線で進んでいたらレジェンドにはなれず「ああ、そういえばBOØWYってパンクバンドが昔いたよね・・・」って感じになっていたと思う。