「グエムル 漢江の怪物」

 漢江から現れた謎の巨大怪物に一人娘をさらわれた父親が、肉親とともに彼女の奪還を目指す。

 この作品、どのジャンルに主眼を置いているのかがよく分からない。

 正体不明の巨大怪物の恐怖をホラーとして描きたいのか。

 圧倒的な力を持つ巨大怪物にも屈しない、家族の絆を感動的に描きたいのか。

 あまりに現実離れした出来事を笑うしかないというブラックユーモアとして捉えたいのか。

 どの描写も中途半端で、物語の中に入っていけず。

 64/100