「東京フレンズ THE MOVIE

 もうちょい玲(大塚愛)と隆司(瑛太)がすごく強い絆で結ばれてるってことを、作品内で表現してくれないと。

 サバイバルカンパニーがメジャーデビューする大事な時だってのに、それをうっちゃらかしてニューヨークにいる隆司に会いに行っても「そりゃしゃーないわ」って言う気持ちにこっちをさせてくれないといけません。

 そこに説得力を加えず、演出に手抜きが見えるので、玲が単なるパッパラパーの無責任女にみえます。

 「前編のDVDを見てればそれは分かるんです」といわれれば返す言葉がないが、DVDはDVD。映画は映画。

 映画単独でも楽しめるような作品仕様にしていただきたい。

 大塚愛の演技はそれほど悪くないが、歌ってる姿の方がずっと輝いているので、彼女は歌に専念すべきだ。

 それと小林麻央。他の3人(大塚愛松本莉緒真木よう子)に比べて出番が極端に少なくてよかった。

 53/100