「隠された記憶」

 ダニエル・オートゥイユジュリエット・ビノシュ主演のスリラー。

 渋谷ユーロスペース新館にて。

 またミヒャエル・ハネケは妙なボール投げてきた。

 同じ種類の衝撃映像が飛び出すので、心臓の弱い方はご注意を。

 この前の「ピアニスト」は完璧に弾き返せたが(例えるなら、センターバックスクリーンへの弾丸ホームラン)、今回はかなり怪しいジャッジ(相手の監督が抗議に出てきそうなホーム上のクロスプレー)。

 ストーリーとは別に、ぼってりとしたビノシュの肢体が妙に印象に残る一作。

 68/100(「ピアニスト」は79/100)