ジャイアンツVSドラゴンズ

 15−4

 今日は二岡デー。

 プロ野球70年の歴史で、二打席連続満塁ホームランが初めてというのに少々驚いた。

 先発がグローバーだから7、8点の試合になるかと思ったが、初回のドラゴンズのまずい攻撃に助けられた。

 江川は「今日はグローバー調子悪い」と言っていたが、いつもこんなもんです。

 4月終わってセリーグ総括(数値は4月29日まで)。

 1位 ジャイアンツ 17勝6敗2分

 打率 275(2位) 防御率 3.41(2位) 得点 122

 高橋由伸高橋尚成の離脱を矢野謙次内海哲也が予想を遙かに超えた活躍でカバー。

 打てなくても足で稼げる鈴木尚広、小坂の活躍でだいぶ勝ち星が稼げた。

 ついてるなーという部分も多々あった。

 中継ぎが少々不安定なところがウィークポイント。5月は反動で運も悪くなりそうなので、辛抱の時期か。

 2位 ドラゴンズ 12勝7敗1分 首位と3ゲーム差。

 打率 257(4位) 防御率 3.70(3位) 得点 79

 荒木雅博はともかく、井端弘和の絶不調が目立つ。しかしそれがあっても2位をキープする落合監督の用兵はさすが。

 先発は川上憲伸以外の柱が欲しいところ。造反したドミンゴの代わりが必要。

 中継ぎは平井正史以外の柱がもう一本欲しいところ。

 3位 タイガース 12勝10敗1分 首位と4.5ゲーム差。

 打率 292(1位) 防御率 3.14(1位) 得点 122

 打線のめぐり合わせが非常に悪い。ジャイアンツより遙かに驚異的な高打率の面々を擁しながら、得点は同じ。

 ひとえに今岡誠の不調。ゲッツー多すぎ(既に9つ)。

 先発は井川慶を筆頭とする駒はそろってる。江草の台頭は大きい。このままいけるか。

 10の敗戦のうち5つが中継ぎ・抑えの負け(能見篤史3、久保田智之2)。ここの安定が望まれる。5月中に復帰予定のウィリアムスがどれほど挽回できるか。

 それとドラゴンズに負けすぎ(0勝4敗)。なんとかしないと。

 4位 スワローズ 9勝13敗 首位と7.5ゲーム差。

 打率 264(3位) 防御率 4.01(4位) 得点 89

 特に大きな穴はないが、いまいち成績が上がらない。

 それにしても、ラミレス、ラロッカ、リグスと右バッター3枚並べるのは疑問。

 3番の岩村、またはこの中の誰かがチャンス作っても、ゲッツーで一瞬に反撃ムード消滅というパターンが多々見られた(既に3人で9つ)。

 間に左の真中満でも挟めば、攻撃ももっと効率的に回るのでは?

 5位 ベイスターズ 7勝14敗2分 首位と9ゲーム差。

 打率 250(5位) 防御率 6.30(6位) 得点 115

 4月終わらないうちに吉見離脱は早すぎる。先発ズタズタ。

 中継ぎも絶対的な左がいないせいか、手酷く打ちこまれる。

 剛速球に加えて変化球を巧みに操るようになったクルーンまで回せない(投球回数10回でセーブがたった3つ)。

 打撃は村田修一相川亮二金城龍彦古木克明が奮闘しているものの、足を引っ張る奴の不調が凄い。

 4番佐伯貴弘は2割を切る絶不調、多村仁は相変わらずのスペランカー振りを発揮。

 6位 カープ 7勝14敗2分 首位と9ゲーム差。

 打率 242(6位) 防御率 3.88(4位) 得点 77

 前半前田智徳新井貴浩の絶不調で思い切り躓くが、2人はだいぶ盛り返してきた。

 期待の若手である栗原健太(222)、山崎浩司(114)、梵英心(183)の奮起が望まれる。あまりにも不調が続くなら、福井敬治木村拓也を起用してみては?

 投手陣は意外なほど素晴らしい。ブラウン監督の中継ぎを分厚くする作戦が見事にはまった。先発ではベテラン佐々岡真司の奮闘が光る。

 Bクラス脱出はなかなか難しいかもしれないが、かなり明るい展望が。

 5月展望。

 なんといっても交流戦

 去年首位だったドラゴンズはここで大きくずっこけ、後々まで響く。

 川上憲伸を除く先発の沈没が響いた。

 普段対戦しない投手と戦うので打線はあまり当てにならず。

 少ない点数を守りきれる投手陣の粘りが勝負の鍵か。