「愛と死をみつめて」
前半1時間はなんだかピンと来なかった。
あれだけ朗らかで人懐っこい感じのミコ(広末涼子)が、マコ(草なぎ剛)に対して冷たくなるのがあまりにも性急過ぎる。
ミコが抱える死病への苦悩、顔半分を失うことの恐怖が、前半部分で全然描かれてないんだもん。
監督(犬童一心)と脚本家(鎌田敏夫)をぶっ飛ばしたくなる。
後半それが前面に出てきてからは、広末&草なぎの好演でいい感じに。
他のキャストも豪華。テレビ朝日が社運を賭けるのも分かる気がする。
正直言って「これでもか!」の宣伝の嵐には辟易したけど。
この作品、ミコが顔半分を失う後半は、純愛物語じゃなくてホラーになるんだよな・・・。