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「ザ・力道山」
監督が高橋伴明となっているが、ドキュメンタリーというより力道山の戦いの記録を綴った記録映画という感じ。
製作の村松友視が戦いの合間にコメントを差し挟むが、なんとも中途半端。
リング上で空手チョップを振るう力道山は今見ても精悍でかっこいい。
以下戦い一覧。
相撲時代・・・戦前の大横綱である羽黒山や千代の山との一番(二人ともでかい!)。
プロレス時代・・・シャープ兄弟、ジョン・オルテガ(ソンブレロとテンガロンハットで入場)、キング・コング、ボボ・ブラジル、フレッド・プラッシー等。
それにしてもこれだけの面子を揃え、当代随一の格闘家だった木村政彦や横綱であった東富士まで、当時は海のものとも山のものとも付かないプロレスの世界に飛び込んでいったのはなぜか。ギャラでつられたんだろうか?
それだけプロモーター兼レフェリーを勤めた沖識名(沖縄生まれでハワイ育ち)の顔なり弁舌が立っていたんでしょう。
朝鮮半島から渡って来た相撲上がりにコネなり、ある種の政治力があったとは思えません。興業という点ではヤクザと交流があったのでそこは問題なかったと思いますけど。