「博士の愛した数式

 風景だけ美しく撮ることに執心して、人物描写が非常におろそか。

 博士(寺尾聰)に出会う前と出会った後で、家政婦(深津絵里)とルート(斉藤隆成)に全然変化がない。

 特に家政婦に結ばれなかった不倫の痛手とか、女手一人で息子を育てているつらさ(ある種の影ですな)が微塵もない。

 いつでも明るく前向きで元気ハツラツ!これはどう考えてもおかしい。こんな真っ白な人間がいるか。

 これは小川洋子の原作を是非読まねば!と思って買って来た。

 41/100