「バルカン超特急

 ヒッチコックの1939年の作品。

 「フライトプラン」がこの作品を換骨奪胎しているというので観てみる。

 こちらの方がずっと無理なく人物消失の理由が説明されている。これを観ると「フライトプラン」の構成は杜撰以外の何者でもない。

 それと、小道具の使い方や伏線の張り方が非常に上等。

 あらゆる要素(ミステリー、サスペンス、ラブロマンス、コメディ)が詰め込まれまくりで少々食傷気味になるのが難点。

 81/100