「私の頭の中の消しゴム

 ベタといえばベタな題材だが、ベタをきっちり見せきる確かな演出力。

 描写が非常に丁寧で好感が持てる一本。

 無骨な男が流す一粒の涙には説得力があった。

 精神の死とはなんと悲しいことか。

 「人を愛する心」を試されているような作品。

 76/100