「春の雪」

 2時間半という長丁場ながら退屈はしなかったが、絶賛という風にもならなかった。

 今日日の状況で恋愛映画の秀作を作ることの難しさを改めて再確認した一本。

 清顕(妻夫木聡)と聡子(竹内結子)の2人を阻む障害に、現代人の私はピンとこない。

 頭では理解していても、感覚で理解できない感じです。

 往年の名女優である若尾文子のたたずまいはさすがに素晴らしかった。

 ロケハンと映像美でだいぶ救われている。

 61/100