1月号
掲載シナリオ
これは痛快で面白い! 娯楽作として水準以上の完成度。
永瀬正敏の普通っぽさが片桐宗蔵のキャラクターと合致していました。
「海猫」(筒井ともみ)
言いたいことは色々あるけど、薫(伊東美咲)は邦一(佐藤浩市)のどの部分に対して嫌悪感を募らせていき、広次(仲村トオル)の方へ惹かれていくのかが全然分かりません。
本書に掲載されている筒井ともみの手記を読むと、彼女はずっと気が進まないままこの作品を作り上げたみたいです。
作家のテンションがこれだけ低いと作品が凡作になるのも当たり前ですよ。
今月号で抜きん出ておもしろかったのは、この前フジテレビで放送された「白い巨塔」の裏話です。
製作陣&キャストがこの作品に注ぎ込んだ本気の度合いがつらつらと書かれていますが、それだけ真剣に作品に接すれば、その結果が「好評」という収穫になるのも納得です。