「いま、会いにゆきます」

 単行本。3時間半で一気に読了。

 うーん・・・。退屈はしないけど事前に期待したほどの出来ではなかったです。

 色々考えてみたんですけど、一番残念な部分は、小説の中の秋穂一家が醸し出す「幸せ感」が、映画の中の秋穂一家が醸し出す「幸せ感」に負けてるんですよね。

 それだけあの3人の演技が素晴らしいということの裏返しなんですけど。

 高校時代の澪の心理描写も妙にあっさりしすぎというか・・・。

 シャープペンシルの位置づけも、ちょっと違うんじゃないかなあ。

 というわけで、映画は原作より数段上です。

 監督(土井裕泰)と脚本家(岡田恵和)は本当にいい仕事してます。