(10月号)
今日日の時代に恥ずかしいほどの直球ど真ん中&熱血勝負の脚本。
かつて大ヒットしたテレビシリーズのエッセンスを手堅く、うまく生かしていると思う。
迫力あるラグビーシーンも見所。
「IZO」(武知鎮典)
幕末の剣客・岡田以蔵が現代に蘇って、繰り出される刺客と死闘を繰り広げる。
以蔵と刺客との対決→刺客撃破→以蔵と新たな刺客との対決→刺客撃破の繰り返し。
繰り出される刺客は多彩だが、凄惨な対決に思想が込められず、同じことがひたすら繰り返される。
自分が参加できるゲームのような媒体ならいざ知らず、観客がひたすら受身になる映画としてはひどく退屈な出来だと思う。
それとあちこちで熱唱する友川かずき。あんたは一体誰なんだ!?