映画

「プラダを着た悪魔」 大学を卒業して、キャリアアップのために一流出版社に就職したアンドレア(アン・ハサウェイ)。しかし彼女の上司は、有能だが傍若無人を絵に描いたような鬼編集長のミランダ(メリル・ストリープ)だった。 「仕事」というもの(責任…

「トゥモロー・ワールド」 子供が生まれなくなり、絶望と破壊に包まれた世界を舞台にしたSF。 戦場に鳴り響き、銃声と爆音を止めさせる一条の鐘の音。 絶望の世界を表現した美術がめちゃ凄い! 音楽も印象に残る。 83/100

「手紙」 強盗殺人犯の兄(玉山鉄二)を持つ弟(山田孝之)。彼に次々に振りかかってくる周囲の理不尽な仕打ち。 「謝罪」とか「償い」って一体なんなんだ?ということを考えさせられる一作。 でもどう考えても「殺人犯の身内が差別されるのは当然」という会…

「フラガール」 昭和40年の常磐炭鉱。斜陽産業である炭鉱からの転換を図り、町の目玉としてハワイアンセンターを建設しようとする人達の奮闘。 喜怒哀楽が全て詰まった、娯楽映画として非常に手堅い作品。煤けた街の雰囲気を再現した美術と撮影が見事。 出…

「グエムル 漢江の怪物」 漢江から現れた謎の巨大怪物に一人娘をさらわれた父親が、肉親とともに彼女の奪還を目指す。 この作品、どのジャンルに主眼を置いているのかがよく分からない。 正体不明の巨大怪物の恐怖をホラーとして描きたいのか。 圧倒的な力を…

「ユナイテッド93」 2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロ。 ハイジャックされた4機の中で、唯一建物に激突せずに墜落したユナイテッド93機内で起こったこと。 未曾有の事態に、パニックの極みに陥る管制塔と航空司令部。 生存者は誰もいない…

「ラフ ROUGH」 ストーリーはどうにもピンボケ気味だ。 あれだけ「お兄ちゃん!」と仲西(阿部力)を慕っていた亜美(長澤まさみ)が、どうして大和(速水もこみち)を好きになったのか。そこの理由がよく見えてこない。 亜美の心をかき乱しそうな、小…

「時をかける少女」 まさに「駆ける」って言葉がぴったり。 真琴の表情が非常に豊かで良かった。涙と共に鼻までたらしてるし。 でもパンチラがないのが不自然。 筒井康隆の原作及び原田知世主演作に非常に敬意が払われた演出にも好感が持てる。 87/100

「東京フレンズ THE MOVIE」を見て起用が謎だった小林麻央について、職場の女性(20代後半)を捕まえて聞いてみた。 いわく「麻央ちゃんは笑ってるだけでいい」とのこと。 演技力は求められてないのかよぉ。

「東京フレンズ THE MOVIE」 もうちょい玲(大塚愛)と隆司(瑛太)がすごく強い絆で結ばれてるってことを、作品内で表現してくれないと。 サバイバルカンパニーがメジャーデビューする大事な時だってのに、それをうっちゃらかしてニューヨークにいる隆司に…

「ラブ★コン」 くるくる変わる藤澤恵麻の豊かな表情が非常に良かった。 ドゲザ出演のウエンツはどこに出ていたんだろうか。 72/100

「ゲド戦記」 「命は有限だからこそ人間は必死に生きるし、その姿こそが美しいのです」というメッセージは理解できるが、物語のスケールがめちゃめちゃ小さいなあ・・・。 このゲド戦記って登場人物が6人(ハイタカ、テルー、アレン、ウサギ、クモ、テナー…

「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」 船を破壊するクラーケンのCGはすごかった。 映画ではまるっきりタコ風だったが、本当はクラーケンってイカ、クラゲなどの諸説あるらしい。 肩のこらない娯楽作品として秀作。 68/100

「M:I:Ⅲ」 何なんだこの映画は。あっちこっちやたらと移動しまくって(ベルリン、バチカン、上海、アメリカ)。 スパイ映画というより、戦後にアメリカで流行した観光映画だな。全然落ち着かねーよ。 しかもスニーキングミッションだってのに、敵味方ともど…

「タイヨウのうた」 太陽の光に当たることが出来ない少女と、サーフィンに青春を燃やす少年との短く淡い恋。 塚本高史の飄々とした演技が素晴らしい。 YUIも稚拙ながら、一生懸命な演技には好感が持てました。 78/100

「日本沈没」 試写会にて。 CGや特撮は非常に精巧だったが、未曾有の被害が頻出する画面を見ていて思わず「私も逃げ出したい!」という気持ちにならない。 人間のダークサイドを刺激するような演出が見られず。 パニック映画としてはあまり出来が良くない…

「着信アリFinal」 試写会。 「Final」と銘打っているのも関わらず、続編作る気まんまんじゃん。 最後5分で高かったテンションがガタガタに下がりました。 まったくもう・・・。作品の出来より商売っ気を優先するとは志の低い製作陣だこと。 今をときめく堀…

3本まとめて。 「ジャケット」 エイドリアン・ブロディとキーラ・ナイトレイ主演の、悲しみと愛情が交じり合うミステリー。 ブロディの悲しみを帯びた表情とキーラの蓮っ葉な感じが役柄にマッチしていた。 それにしても、女医役のジェニファー・ジェイソン…

「LIMIT OF LOVE 海猿」 痛快娯楽映画の王道を踏むパターンで、観て損は無い出来栄え。 前作の映画及びテレビドラマを全然知らなくても楽しめます。 CGも粗は特に見当たらず、なかなか良かった。 しかし、仙崎(伊藤英明)の恋人である環菜(加藤あい)の…

FIFA&JFL公認「Goal!」という映画の謎。 プレミアリーグ、ニューカッスル・ユナイテッドが舞台になってるのに、oasisが主題歌(oasisはマンチェスターシティーのサポーター)。 出演スタープレイヤーがベッカム、ラウール、ジダン。3人ともリーガ・エスパ…

「隠された記憶」 ダニエル・オートゥイユとジュリエット・ビノシュ主演のスリラー。 渋谷ユーロスペース新館にて。 またミヒャエル・ハネケは妙なボール投げてきた。 同じ種類の衝撃映像が飛び出すので、心臓の弱い方はご注意を。 この前の「ピアニスト」は…

「GINGA/ジンガ」 渋谷Q−AXにて。 ブラジルサッカーの強さの秘密=サッカーとの密着度を掘り下げた一作。 彼らのテクニックは本当に凄かったが、サッカーに挑戦する若者の例は3人も必要ない。飽きてきてほんのちょっと寝ちゃった。 ビーチサッカー…

「名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」 今回は推理ベタの私にも最後のキーワードは分かったね。 あのおっさんは何が一体したかったんだ? ご大層なプログラム組みやがって。 この×××××! 64/100

「ドラえもん のび太の恐竜2006」 年季入ったドラえもんフリークとしては、声優陣総入れ替えの影響を心配したが、それは完全な杞憂に終わった。 小さいお友達も大きいお友達も大いに泣いて笑って楽しめる作品。 登場するキャラクターがとても表情豊か。 ピー…

「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」 2005年アカデミー賞長編アニメーション部門受賞の本作。 爆笑できる部分もあるが、前作(特に「危機一髪」と「チーズ・ホリデー」)に比べると、観客の意表をつくような面白さや、活劇的な爽快感が減少して…

「ヒストリー・オブ・バイオレンス」 「暴力とはどんな種類にせよ苦く、後味の非常に悪いものである」といったメッセージがこめられた作品。 少々ストーリーに強引な部分が見られるのが弱点。 敢えてラストは、答えを観客にゆだねるようになっている。 主演…

「男たちの大和/YAMATO」 http://d.hatena.ne.jp/onething/20051207で、脚本を降りた野上龍雄版の感想を書いたが、この映画版は全然別物です。 この佐藤監督の完成版の方が人間が書けているだけ出来がよろしいかと。 しかし、戦時中に生きていた人達…

「イナフ」 執念深い暴力夫から逃亡するが、最終的には対峙する妻(ジェニファー・ロペス)。 ジャンル不詳。緊迫感溢れる前半(サスペンス)と後半(アクション)のギャップが凄まじい。 ジェニファー・ロペス観賞用映画。まじめに見ると損をする。

「ザ・力道山」 監督が高橋伴明となっているが、ドキュメンタリーというより力道山の戦いの記録を綴った記録映画という感じ。 製作の村松友視が戦いの合間にコメントを差し挟むが、なんとも中途半端。 リング上で空手チョップを振るう力道山は今見ても精悍で…

「ジェイコブス・ラダー」 ベトナム帰還兵のジェイコブ(ティム・ロビンス)は帰国後、悪夢に悩まされる。悪夢の原因は一体何なのか、はたして彼はそこから逃れられるのか? 非常に気味の悪い悪夢と、多幸感漂う家庭生活のギャップがすごい。 オチは○○なのだ…